運送業界の定着率向上への取り組み

人材不足により、運送事業者各社で様々な「人材確保」に向けた取り組みが行われている。そんな中で人材確保よりも既存の社員の待遇を良くすることで定着率を上げ、紹介による人材雇用を目指している会社がある。その会社では以前、求人広告に年間300万円以上をかけ、何とか人材を確保しようと努力してきたが、採用し入社に至ってもすぐに退社してしまうことが多かった。それだけ費用をかけても社員数は増減せず、むしろ減っているかもしれないと危機感を感じていました。そこで考え方を変え「求人広告に使っていた分を今働いてくれている社員に還元しよう」ということにしました。まず人材に合わせて働きやすい環境を整えることに注力し、その一つとして週休3日制を導入しました。全員がそうなのではなく、共働きで稼ぎがそんなに必要なく、休みが必要と感じている社員に対して適用した。そのため、給料は減るが家族やプライベートの時間を充実させられるようにしました。また現在では、社内行事を増やし社員同士のコミュニケーションが図れるようにしているほか、長期的に働いてくれた社員を紹介してくれた既存の社員に紹介料として30万円を支給することも検討してるという。こうして定着率を上げることで、紹介が増え、結果的に人材を確保する会社もあるようです。

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