東南アジアでの新型コロナウイルス感染拡大等に伴う部品供給不足を受けて、自動車メーカーによる生産調整が続いている。
トヨタ自動車は9月17日、国内工場での10月の稼働停止日を発表。元町工場や高岡工場、トヨタ自動車九州 宮田工場、トヨタ自動車東日本 岩手工場など全14工場28ライン中、14工場27ラインで最大11日間の稼働停止を予定している。
同社が9月10日に発表した生産計画の見直しでは、8月時点の生産計画に対して10月分のグローバル生産計画で約33万台(海外18万台、国内15万台)を減産する予定。東南アジアでの新型コロナウイルス感染拡大の長期化に伴う現地仕入先の稼働低下や、半導体逼迫の影響を減産の主な要因として挙げている。
また、ダイハツ工業は9月21日、国内完成車工場における10月の稼働停止日程を発表した。
同社もトヨタと同様に東南アジアでの新型コロナウイルス感染拡大に伴う部品供給不足が原因で、稼働停止日程は滋賀(竜王)第2工場が10月1~13日の合計9稼働日、本社(池田)工場が10月11~15日の合計5稼働日、京都(大山崎)工場が10月1・8・15日の合計3稼働日、ダイハツ九州 大分(中津)第1工場が10月1・8・15日の合計3稼働日、ダイハツ九州 大分(中津)第2工場が10月1日の1稼働日となっている。
SUBARUは9月17日、群馬製作所 本工場、矢島工場(ともに完成車工場)、大泉工場(エンジン・トランスミッション工場)での操業停止期間を9月22日まで延長することを発表した。これにより、9月7日からの3工場での稼働停止日数は合計12稼働日となった。
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